前号へ      西敏TOPへ      次号へ     かわら版TOPへ
ごあいさつ  2005 創刊号
皆様、西敏商店をご愛顧下さいまして誠にありがとうございます!
今年の夏は平均温度が30度を超える日がほとんどで、
30度以下の日を探した方が早い夏でもありましたし
その暑さの中にも夏ならではの思い出もたくさんありました。
人はよく、「この時のために生きてるなぁ」なんて言葉を使います。
そんなポロリと出る言葉のように、夏同様、この秋も素敵な思い出や
美味しい食べ物なんかを見つける事ができれば、最高ですよね!
新しい趣味なんかを見つけたりするのもいいかも!
それでは、西敏かわら版・第2号、どうぞごゆっくりご覧になって下さい。


 昆布の種類はたくさんありますが、中でも3大昆布と言われている
 「日高昆布」「羅臼昆布」「利尻昆布」などが有名ですね。
 昆布と言えば北海道。なんと国内生産の95%が北海道で摂取されて
 います。

 3つの昆布ともそれぞれ違った特徴があり、羅臼、利尻はダシ昆布と
 して多く活用されており、どちらかというと佃煮には向きません。
 日高昆布は、煮えやすく味もいいので昆布巻きや惣菜、佃煮として
 利用されます。

 西敏の日高昆布は、日高の中でも厚みがあり、佃煮としてじっくり
 煮込んでも型崩れしない良質な昆布を厳選。

 初代 大塚敏郎が、昆布を選びに北海道に赴き、納得いくまで
 昆布を選んでは煮る、選んでは煮るを繰り返し、「これだ!」と
 思うものを見つけるのに半年かかって見つけたのが
 現在でも西敏で使われている、日高昆布なのです。

 初代が言うには「俺は、佃煮をたくさん食べてきた。おいしい佃煮
 を作るには、まずは材料。ここから始めないといかん」

 作ってる時の初代は真剣そのものですが、お客様に売れたときの
 笑顔は今でも、私の頭に鮮明に残っています。
 美味しい物を作るのに努力は惜しまない。そんな先代の心意気は
 今でも昆布と共に西敏商店に受け継がれています。



 秋と言えば、食欲の秋。ついつい食べ過ぎてしまうこの季節にも
 昆布に含まれている水溶性食物繊維のひとつ「アルギン酸」は
 効果を発揮します。

 アルギン酸は胃から小腸への移動を遅くし、胃液の分泌を
 盛んにするのと同時に満腹感ももたらし食べすぎを抑えてくれる
 効果があります。
 さらに、昆布に圧倒的に多く含まれている「ヨード」が皮下脂肪の
 分解を促進させてくれるので、肥満防止にももってこいなのです。

 この他にもアルギン酸は腸内でコレステロールを吸着、排泄し
 高脂血症、動脈硬化を予防。さらには脂質の割合の高い悪玉
 コレステロールを原料として肝臓のコレステロールの分解を促して
 くれるのです。

 これで終わらないのがアルギン酸。
 血圧を上げる原因でもあるナトリウムを排泄することにより
 血圧を下げる効果も持っていたり、胃に約20%が直接吸収される
 アルコールをアルギン酸が胃壁に付着し胃をアルコールから
 守ってくれる働きもあるのです。

 昆布にたっぷり含まれている「アルギン酸」。
 まさに走・攻・守揃った、万能選手なのです!!



 浦安生まれのスタッフが厳選して浦安を紹介している浦安散歩道!
 今回は、浦安の境川から江戸川まで(浦安を横断する全長1,8キロ)
 ある細長い緑道公園の「しおかぜ緑道」に行ってきました!

 この緑道は春は桜に囲まれ、夏は子供達が遊ぶ小川が流れ
 秋には絶好の散歩道となります。
 このしおかぜ緑道は地元でもあまり知られていませんが
 6つの区間に分かれて構成されています。

 境川からはじまる最初の区間「水の一生」から始まり、2区間「水辺の
 やすらぎ」 3区間「小川の里」 4区間「山あいの里」。

 江戸川の方にいくと5区間「川端の道」 終点の6区間「なつかしの里」
 で構成されています。どの区間にも色々なモニュメントが設置されて
 いて飽きさせない作りとなっており、どの区間にも浦安の歴史や
 浦安を語る上で欠かせない「水」がテーマに作ってあります。

 5区間では明治〜昭和ごろの浦安の生活風景をイメージしてあり
 6区間は、昔浦安で使われていた船や道具も見ることができます。

 浦安に遊びに来た際には、浦安の歴史などを感じながらゆっくりと
 歩いてみるのもオススメです!

 しおかぜ緑道の場所は西敏案内ページの下の浦安マップに記載
 してありますのでどうぞご覧になって遊びに行ってみて下さいね!




 よくお客様より、「佃煮はどのぐらいもつの?」「保存はどうやって?」
 といったお声をよくいただきます。
 今回は「佃煮の保存性」にスポットライトをあててみます。

 食べ物を保存するのがなかなかできなかった時代には、佃煮は
 大変に重宝な食べ物でした。それは @保存ができる A栄養がある
 Bいつでも簡単に食べられる等があったのです。

 明治時代には政府にも注目され、非常食・軍用食として採用され、
 現在でも東京では「災害用非常食」の指定を受けています。

 さて、話を戻しますと佃煮は西敏では「1ヶ月」を賞味期限とさせて
 いただいております。基本的にはまだまだ平気なのですが、おいしく
 召し上がっていただける期間として1ヶ月が目安となっています。
 保存方法は「要冷蔵」をお願いしております。

 佃煮の保存性の強さの秘訣は煮込みと冷却にあります。
 煮込みにより原料の水分が調味料と置き換わり、味付けと同時に
 脱水がおこなわれます。
 また煮上がった佃煮を冷却することで水分を蒸発させ原料に調味料
 の皮膜を作り、保存性を高めるのです。

 このように佃煮は大変保存性に優れ、江戸時代から大衆を支えて
 きた伝統的な食品といえます。

 
編集後記
西敏かわら版、創刊号に続き第2号いかがでしたでしょうか。
今回より、お客様よりいただいた「質問や声」も取り入れて作ってあります♪
このかわら版はお買い上げいただいたお客様にも一緒に同梱してありますが
「ん〜、知らなかった」、「食べながら楽しくみさせていただきました」等のお声を
いただくとスタッフ一同とても嬉しくなります。ありがとうございます!
これからもお客様の声とともに、このかわら版を作っていきたいと思います!
宜しくお願い致します!!

ご質問やこういうのをやってほしいというのがありましたらこちらまでお待ちしております。

info@nishitoshi.com
前号へ      西敏TOPへ      次号へ


TOPへ | お品書き  お店案内  お買い物  ご注文詳細  西敏かわら版 | スタッフ紹介

tsukudani nishitoshisyouten
つくだ煮西敏商店
 千葉県浦安市猫実5−6−26
TEL 047−351−2338 / FAX 047−351−2795 / E-mail
info@nishitoshi.com